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おたくなつまみ

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【コラム】『心が叫びたがってるんだ。』感想~サブキャラがあってこその青春物語~

コラム アニメ 映画 心が叫びたがってるんだ

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9月19日に公開されたアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』

私も本日観に行きました。

 

 

制作陣は『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』と同じく監督:長井龍雪さん、脚本:岡田麿里さん、キャラクターデザイン:田中将賀さんということで

日頃アニメを見ない一般の皆さんにも『泣ける映画』ということで上映前から注目を詰めていました。

 

あの花スタッフ集結ということで、感動もの好きの私としては楽しみにしていた面と、あの花からさらに感動を推すようになった点で『感動ものの安売りはもういいよ』と思っていた面もありましたので、見に行くかどうか迷っていましたが、せっかくの休みに自宅でだらだらと過ごすのも勿体なかったので見に行くことにしました。都内某映画館に行きましたが、まだまだ人気があるようで席も結構埋まっていました。

 

感想としては

なんだかんだで泣けました。

 

いや簡単ですけど、凄くよかったです。でも好き嫌いで別れる作品かと思います。その理由としてあの花同様に青春ストーリーなのですごく甘酸っぱいです。ちょっぴり見てて恥ずかしくなります。25歳の独身男性が独りで観に行くには失敗したかもと少し思いましたよ(笑) そういう面で青春ストーリーがあまり好まない方や、リア充アニメに対してわざわざ非リア充理論を持ち出すあまのじゃくさんにはお勧めしません。いやまじで。

 

それでも作品としてはやはりあの花スタッフということで各キャラのドラマ性や台詞回しが素晴らしく、それに合わせて情景が暗くなったり明るくなったりと、見てて飽きることはありませんでした。あとあの花同様に舞台・キャラ設定も相変わらずエグイですね…汗 子供のころに憧れた城がラブホテルだったとかきつすぎますよ。。しかもそこから父親と知らない女性が出てきて、そのことを母親に伝えるとか無邪気ゆえの罪ですね。。でも子供って反射的に話しちゃうのでこういうトラウマをテーマにしたのは視聴者の体験面からもところどころ感情移入しちゃうのではないでしょうか。

 

キャラの言動については主人公の成瀬順ちゃんによる言動、声は小学校の頃のトラウマによりあまり発しませんが、その分身振り・手振りがすごく可愛らしかったです。拓実への好意が丸わかりで菜月ちゃんとはちょっと違う考えだけど見てて応援したくなりましたね。なので順ちゃんの言動と、それに対する拓実の返し・反応がとてもほっこりして、後半での掛け合いはタイトルの通り心の中の感情をぶつけていたので見てて思わず涙が出てきました。

それについては成瀬順ちゃんを演じた 声優 水瀬いのりさんの真骨頂が垣間見れたぐらい演技が感動を作ったのかなとも思います。なにより小学校の頃のトラウマにより声が出せなくなったといった設定は声の仕事をこなす人にとってみればなかなか困難だと思います。パンフレットでも水瀬いのりさんによる順を演じての感想が語られていましたが、最後の拓実への想いをぶつけるシーンでは劇中での「殻を破った表現」と同様に感情を露わにして思わず涙が出たようです。演じる人がそのぐらいの気持ちを現したのですから見てたこっちが感動して涙を流すのも納得です。いや~完敗ですわ(笑)

 

またミュージカルが題材だったため音楽も素晴らしかったです。本編のメインであるクラス出し物のミュージカルの展開・各キャラの発想も見てて「お?!」と思わず声を漏らす描写が多かった気がします。

そもそもミュージカルへの発想はメインキャラよりもクラスの担任城島先生やDTM研究会の二人がすごく良いポジションでしたね。先生の良い意味でも悪い意味でも適当ぶりをこなした藤原啓治さんには大きな拍手を送り続けたいです。DTMコンビは本作で一番好きなキャラでした。だってあいつら、メイン4人が青春を謳歌している中、それをサポートしつつボーカロイドにブヒりながら部室で麻雀したり、グラビア写真を堪能しているんだぜ?あの花ではあまりなかったクラスメイトでキャラが立ってるキャラでしたのですごく印象的でした。どちらかというと非リア充の青春を過ごした男子にとって、よくわからないポジションの野原ヒロシな先生や、DTMコンビの方が共感するのではないでしょうか。

 

個人的にビビったのは野球部所属でけがでやさぐれていた田崎くんの変化ですかね。ネタバレになるのであまり言いませんが、最後は個人的に衝撃的でした。でも田崎君を中心に物語をもう一回見直すと、結構納得できるかも。むしろ1回目は順ちゃんをおっかけるように見ていたので、複数回見るなら次は拓実、次は菜月ちゃんというように各キャラ視点で物語を一から見ても楽しめる作品だったと思います。そういう点ではあの花と同様ですね。むしろ前述の通りクラスメイトが良いポジションのキャラが多いのでメインキャラ視点での視聴は結構お得感や新たな発見ができるかもしれません。それぐらい内容が充実していました。そういう意味ではここさけはあの花にはあまりなかったサブキャラを進化させた作品だったと思います。そう題材のミュージカルのように物語をみんなで支えてるようですごく好印象でした。あの花が結構知名度が高くなったためか、比べてしまいがちですが、そこまで考えずひとまず気になる方にはぜひ見てほしいです。

 

 

最後に本編で活躍した拓実くんの楽曲アレンジ・歌詞当ての才能を垣間見て、替え歌で有名な芸人 嘉門達夫さんや、歌マネ・モノマネで活動していたタレントのグッチ祐三さんの特技に凄く似ている気がしたのは私だけでしょうか?特に拓実くんが『Somewhere Over The Rainbow』をモチーフにしてたまごの歌を披露した際に、グッチ祐三さんのハッチポッチステーションの替え歌を思い出してしまった。。最後の最後になんだかすみません←

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