【アニメ 感想】『Go!プリンセスプリキュア』最終回~夢と絶望、出会いと別れ、表裏一体な成長物語~
ぽんこつ「うおおおおおおおお!!!!!!!」
ということで、金曜の深夜に酔っぱらって自身の不注意で右目を殴打&二日酔いで土曜日を丸ごと二日酔い&保冷剤で腫れた右目を冷やす苦行を強いられた社畜なオタク・今年26歳・彼女なしのぽんこつが、早朝から引き続き腫れた右目を保冷剤で冷やしつつも本日最終回を迎えた『Go!プリンセスプリキュア』を見て大声で叫び、後半につれて思わず号泣してしまいました。。
いや、あまりにも素晴らしい最終回で、いつもエロ漫画家&同人作家のイラストや、くだらないアニメ実況、講釈じみた批評()ツイートに埋め尽くされている私のTLですらも、今朝のプリキュア放送後は「良かった」「泣けた」「最高!!」「なんで終わるんだよおおおおおおお」と一部、最終回という現実に絶望する皆さんも含めてプリキュア最終回の感想でした。もちろんフォローによる偏りはあるよ。でもすげーよかったんだよ。。アニメの感想が最近ガルパン劇場版の影響か、語彙力がなくなり、とりあえず「〇〇はいいぞ」としか言えなくなっているけど、でもそれぐらいよかった。。長々と語るにはもったいないぐらい、語るぐらいならまたその時間で見返したいぐらい、すげーよかったです。最終回の出来に全国のお父さん方も娘の白い目に耐えつつ号泣したのではないでしょうか?
とりあえず簡単に何がよかったかを並べると
①第1話に登場したクローズさんが最終回でラスボスへ大出世
②絶望すら自身の成長として受け入れるキュアフローラ
③各キャラの別れと成長
というところでしょうか。
①クローズさんは元々1話にから出てきたかませキャラ代表の一角であり「ディスダーク」三銃士の一人で、戦闘シーンはかなり凝っていたけど最初に退場した敵キャラでしたが、復活時にディスピア様の右腕幹部までのぼりつめ、最終的にはディスピア様の最後の力を受け継ぎ、ラスボスへ変貌しました。もはや「何度でもよみがえる」と名言を表したキャラであり、今作の敵キャラのテーマである”絶望”そのものかと思わせるキャラクターでした。なによりも主人公のはるかに対する執着心&敵対言動が悪役らしさを際立て、回が進むたびに幼児置いてきぼりな大きなお友達&戦闘描写大好きなオタクな皆様にとってツボになったのではないでしょうか。今回の最終回でも敵キャラの魅力である、第2形態・第3形態などの進化設定と、作画班気合抜群の戦闘シーンは鳥肌ものでした。。
最初の敵にして真のラスボスに出世したクローズさん
間違いなくプリキュアの歴史において特筆すべき存在 #precure pic.twitter.com/hkq4qV6z9X
— 梅サワー (@umesawaalone) 2016, 1月 30
②そんなクローズさんがたちふさぐ中で、何度でも夢に向かって奮闘するキュアフローラこと春野はるかさん13歳。久しぶりに公式HPへ遊びに来たけど、まだ中学1年生なんですよね。もう信じられないぐらい悟りを開くから将来が楽しみでしょうがない。。最終回でも、クローズによる絶望言動で押しつぶされそうになりましたが、『絶望はどこにでもある。今までずっと辛いことは沢山あった。でもそれを無かったことになんてできない…楽しいことと辛いことは背中合わせ…でも、だから今の私がいる!!』と自身の体験と今までの成長を感じる台詞を発して、絶望すら成長の糧として受け入れる姿は3歳とは思えませんでした。いや25歳の私ですら常日頃仕事で絶望を感じているけど、ちっぽけですね。。もう13歳キュアフローラさんのこの成長ぶりをみたらおじさんも頑張っちゃいますよ。。日曜の朝からキュアフローラの頑張りに勇気をいただきました。そしてTVの前で応援してしまいましたよ。。もうはるはるのこの前向きはすげー沁みますわ。。
あなたは天使かなにか #nitiasa #precure pic.twitter.com/oqzdJCodLm
— ぱく (@pac_amniotic) 2016, 1月 30
そしてこのキュアフローラの絶望すら自身の成長の糧にしてしまう姿に、クローズさんも戦いをやめて、この場を去ることに。敗北ではなく、和解でもなく、停戦といったところでしょうか。これもGoプリらしい終わり方。主人公のはるかが絶望を受け入れたことにより夢の表裏一体である絶望側のクローズはいつかキュアフローラが夢に絶望するときに遭いに来るかのように「あばよ」を言い残し消えていきます。でもキュアフローラも「ごきげんよう」とあいさつとして返す描写は最高でした。決め台詞じゃなくて、心を込めた挨拶だったんだね。またいつの日か絶望が訪れても受け入れる覚悟を見せたかのような良シーンでした。
③はまさにその後の生活。全世界を絶望の闇から救ったプリキュアたちにも別れがきます。トワ様はカナタ王子とともにホープキングダムへ。きららちゃんはモデルとして、みなみさんは獣医の勉強のため世界へ旅立ちます。今までのモブキャラも各話がまるで伏線だったかのように描かれた夢への成長過程が描かれました。なにげなくシャットとロックもちゃんと生存しているところはよかったですね。シャットの髪型がGoプリ勢を真似しているというのは思わず笑っちゃいましたよwww
こういうことでは #precure pic.twitter.com/G4IVho9Ctk
— のたり畜生 (@kuso_82) 2016, 1月 31
特に成長への旅立ちで、トワ様がホープキングダムに帰ってしまうところは思わず涙してしまいましたね。。絶望から救ってもらい、ずっと支い合っていた仲間との別れは辛いものです。。そしてはるかも夢であるプリンセスへの一歩であったカナタ王子との出会いから成長し、別れがやってきます。トワもはるかもそうですが、最後の別れはずっと我慢してきたかのように涙があふれて、思わず泣き顔(口)描写を見せるところはすごくたまりませんでした。。ああいう泣くではなく泣いてしまうといった我慢できない泣き描写は好きです。カナタ王子のホープキングダムとともに両親が帰ってきて、トワと抱き合うところで男泣きするところも好きでした。Goプリは成長の過程に涙をみせるのがすごくうまかった。だからもらい泣きしちゃうんだよね。。
そして涙腺崩壊したのがこのシーン
『ななせゆい 作』
うおおおおおおおおおお!!!!!!!!
ゆいちゃんの夢が叶ったよおおおおおおおおお!!!!!
やはりGoプリのいいところはプリキュアだけでなく、いつもプリキュアの近くでサポートしていた一般人のゆいちゃんが何度も(5回)絶望の檻に閉じこまれも、プリキュアに助けられ、時には自力で脱出し、むしろプリキュアを助けた貢献ぶりと、ちゃんと絵本作家としての夢を叶うところは今作のEDとしては最高の結末ではないでしょうか。夢があれば絶望もある、ただし絶望の先には夢が待っている。そんなことをプリンセスプリキュアとななせゆい先生が語ってくれたような気がします。うん、Goプリ最高ですわ。
みんなに…伝えられたんだね…よかった #precure pic.twitter.com/1IgYWooooS
— キュア(プラスチック)マリン (@monbulankingg) 2016, 1月 31
ということで色々とありがちな感想を並べてしまいましたが
それぐらい当たり前かつありきたりな感想だけど「すごくよかった」と心の底から言える作品だったと思います。スタッフの皆様、第50話まで全力で描いていただきありがとうございます。
強く、優しく、美しく、Go!!
みんなも辛いことがあっても夢への成長だと思い頑張りましょう。
ではごきげんよう。